蒟蒻畑はまた食べられるかな

野田消費者行政担当相が最大手の『マンナンライフ』幹部を役所に呼び、製品の自主回収を要請。これを受けて同社は製造の中止を決めたのだが……

まず小倉が「餅がノドにつかえて亡くなる方がもっと多いはずですよ」と。で、リポーターが示したのが、厚労省がまとめた『窒息の原因となった食品』(2006年)。

それによると、もち169件、パン90件、米飯89件、あめ28件、団子23件、カプセルゼリー11件に順だった。

「こんにゃくゼリー」は、カプセルゼリーに含まれており最下位。むしろ、窒息するとは一般的に考えられていない米飯やパンが意外に多いのには驚く。

また番組よると、窒息死した17例のうちマンナンライフの製品は3例だけ。あとは他社の製品。8、9割のシェアを占めるマンナンライフが代表してスケープゴートにされた感じも。

フジテレビ系の「とくだね!」での、マンナンライフのこんにゃくゼリー製造中止についての特集にて。餅も麺麭も喉に詰まるじゃん・・・と思ってはいたけど、カプセルゼリーの数倍から数十倍も窒息の原因になっているとは知らなかった。

野田聖子消費者行政担当相は10日の会見で「モチはのどに詰まるものだという常識を多くの人が共有している」と強調したが、「ゼリーだけを規制し、モチやアメを規制しない合理的な根拠は見つかりにくい」(厚労省)というのが実態だ。

何だこれ、そんなこと言ったら、この事件で「こんにゃくゼリーは喉に詰まる」と認識したと思うのだが・・・。「危険を認識してないから駄目」ってのは、「インゲン食べたら変な化学薬品が入っていて病院に行った」というのと同列に話してる気がするけど、いろいろと論点がずれ過ぎ。

で、時期が良いのか悪いのか、こんなニュースも:

葉県船橋市立峰台小学校(末永啓二校長)で、6年生の男子児童(12)が給食のパンをのどに詰まらせ、窒息死していたことが21日、分かった。男子児童は17日午後0時45分頃、直径約10センチの円盤状のパンを食べてのどに詰まらせた。担任の女性教諭らが応急処置をして119番したが、搬送先の市内の病院で死亡が確認された。

パンで窒息死するのは「認識してなかった」なあ・・・。

この事件でパンが生産中止になるわけではないでしょう。パンが無かったらいろいろと困り過ぎだし。こんにゃくゼリーだけが生産中止になったのは、消費者庁をアピールするために見せしめ的に野田聖子氏が号令かけただけな気がする。

マンナンライフ「蒟蒻畑」製造中止に「反対」ネット署名1万人が集まったらしいし、この件はまだまだ続きそう。

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