突然ですが、CMS(コンテンツマネージメントシステム 又は コンテンツ管理システム Content Management System)って聞いたことありますか?
ウェブサイト(ホームページ)を作るには、HTMLをテキストエディタで書いて、それをFTPソフトでサーバーにアップロードして・・・という手法でも可能ですが、ページが多くなってくると、全てのページを纏めて編集とかデザイン変更とかしにくいですよね。
そこで、CMSと呼ばれるソフトウェアをサーバーにアップロードし、そのソフトウェア上で管理すると、どんなにページが多くなって利用者が多くなっても対応がしやすくなります。
「自分には関係ないだろ?」と言うなかれ、Yahoo!やLivedoorなどのポータルサイト、mixiやGREEなどのSNSサイト等は全てこのシステムを導入しています(勿論、それぞれ各社が独自に構築したCMSですが)。どのページにもトップに戻るリンクがあるでしょ?それがCMSのなせる技なのだ(多分)!
そして、WIkipediaなどを構築しているウィキも、CMSのうちの一つです。
前置きが長くなりましたが、そんなCMSのシステムを配布しているサイトのお話。自分が新たにサイトを作ろうと、CMSについて調べていたら、Wikipediaに「Pukiwiki」というウィキシステムの派生版として、「Quick Homepage Maker」が紹介されていました。
しかしこのサイトを見ると、どうも胡散臭い。技術的にはそこそこ良さそうなところもあるのですが・・・。
「博士号」うざいよ
北摂情報学研究所のトップページを見るとまず出てくるのが、なぜ、日本で7番目の情報学博士号を取得し、初任給37万円の大学の職を捨ててまで、本物の情報技術を伝える決意をしたのか?
というメッセージ。
いや、博士をバカにするわけでもなんでもありませんが、「博士」という肩書きを名乗り過ぎ。卒業証書まで載せてどんだけ必死なのかと。ホームページの制作なんて修士はおろか学士号すらいらねえよ。
それに、わざわざトップページの一番目立つ場所に置くなよ、と。それより提供しているサービス書けとか、研究所について書けとか、最近発表した論文とか記者会見とか、伝えるべきことは他にあるだろうと。
ページ内容のおそまつさ
ページが長い。いや、ブログ中心の現在では珍しくないですが、改行が多く、また強調に背景色を使ったり。「挫折→自立→商売成功→でも格安でみんなに教えたい!」なんて話の流れなんて、どう見てもスパムサイトですありがとうございました。
あとさ、情報学博士なら「ホームページ」はやめようよ。「ウェブサイト」でしょうが。敢えて使ってるんだろう・・・と思いたいけどさ。
画像もなんなチープ
こんなの→。あーもうこの画像、スパムサイト御用達じゃん!
もう書いててイヤになってきたのでこの辺でやめます。結論はタイトル通り、「QHM・北摂情報学研究所は胡散臭い」ってことです。
しかしこの研究所の社長とかいう亀田学広って何者だよ・・・と検索してみたら、関西大学の古田研のサイトが出てきました。どうやらこの研究室をでたのは確かなようですが・・・
なんとこのサイトもQHMを使ってました。当たり前と言えば当たり前か。
なお、冒頭のCMSについての説明はかなり端折っているので、詳しくはWIkipediaなどをご覧ください。
それに「日本に7番目」ってどこだよ。というかどんな分野で7番目か明記してないしね。歴史が7番目なのかしら、情報分野で歴史ってそんなに必要かね。