東工大「究極の1科目入試」

昨日/.で知ってビックリして親に聞いてみたら既に知ってました。夕刊に載ってた記事なんですね。

数学だけ5時間…東工大「究極の1科目入試」今秋から

数学1教科だけの5時間の試験と書類選考だけで合否を決める――。“究極の1科目受験”と言えるユニークな入試を、東京工業大学理学部が今秋実施することを決めた。

センター試験の結果は参考にせず、面接も行わない。国立大学の入試の中で最も長い1教科試験になるとみられる。

東工大によると、2007年度入学予定者に対する試験で、実施時期は今年11月。午前と午後に2時間半ずつの制限時間を設け、それぞれ2問程度を出題する。定員は20人。

物事を深く考え、じっくり課題に取り組む能力が落ちているとの見方から、公式や知識を問う難問ではなく、考える力や解き方が重要な問題を出す。大学側は、物理や化学などの能力も数学の試験で類推できると判断している。想定問題や解答例は、5月ごろ公表。合格水準に達する者が定員に満たない場合、欠員は2次試験前期日程の募集人員(165人)に加える。後期日程は廃止する。

数学5時間・・・うーん、じっくり考えて自分のペースで解けるということで今までの受験勉強して来た生徒とは違う趣向の生徒が採用できる、ということなんでしょうね。

高大連携特別選抜の会合があったときに、「高大連携の生徒が後に大きな成果を残して、今までの受験方式が間違いだったと分かれば、前期後期試験を廃する」と教授が言っていたような。受験対策をしたバリバリの受験生ではなく、独自の研究を残せるような学生を育てたい、というのが東工大の本音、なのかな。

理学部が後期試験を廃止して新しい試験を導入するというのは前々から報じられていた(はず、多分)ですが、ずいぶんと思い切った試験を導入しましたねー。高大連携特別選抜にしてもそうですが、国立大学法人も生き残りをかけてあれこれ独自の制度を導入しているんですね。

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