年末の12月30日、アーベント・フィルハモニカーの演奏会がありました。
アーベント・フィルハーモニカー 第19回定期演奏会
- 日時
- 2018年12月30日(日) 開場14:30 開演14:15
- 会場
- 国立オリンピック記念青少年総合センター 大ホール
- 指揮
- 小柳英之
- 曲目
- チャイコフスキー / マンフレッド交響曲 作品58
- チャイコフスキー / 幻想序曲「ロメオとジュリエット」
- チャイコフスキー / 荘厳序曲「1812年」 作品49
- 入場料
- 入場無料
「わが祖国」を演奏した第16回演奏会、「死と浄化」「夜の歌」を演奏した第17回演奏会以来、アーベントの3回目の演奏会です。
・・・あれ、回数が1つ飛んでる?というところですが、2018年9月30日に第18回演奏会が予定されていたものの、台風接近に伴う交通機関への影響を鑑みて中止となったのです。
今回の演奏会は天気も良好、演奏時間帯も普段と違い昼公演ということで観客もそこそこ多く(と言っても100人ほどでしょうか、それでも従来のアーベントフィルに比べれば多いほう)、非常に良い演奏会になる・・・と思われました。
しかし、今回もトラブル発生。なんとレンタル業者に借りる予定の楽器が舞台セッティング時間になっても届きません。連絡ミスによりどうやら夜に運搬される予定になっていたらしく(普段と違った昼公演が仇に…?)、リハーサルもハープやほとんどの打楽器が届かないまま進める事態に。開場時刻を過ぎてからようやく楽器を載せたトラックが到着し、開演時間を15分ほど後ろ倒ししてなんとか演奏に漕ぎ着けました。「本番は何が起こるか分からない」とはよく言われますが、ここまで大規模なトラブルは舞台上の誰もが予想しなかったものでした。
「楽器が届かないというトラブルに比べれば多少のミスなど大したことない」という余裕が生まれたからなのか、演奏自体はリハーサルの成果がちゃんと活かせた本番となりました。マンフレッド交響曲には全力を尽くせた演奏が出来たと思いますが、特に第2楽章はもうちょっと小気味よいテンポでできれば良かったでしょうか。「1812年」はヒネモスの金管陣が数人バンダで参加してくれたおかげか、終盤で非常に良い響きがホールに行き渡りました。