サントリー・日本・アルプス

タイトルはもちろん、サントリーの南アルプスの天然水のこと。

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・・・なわけなくて、サントリーホールで行われた、日本フィルの第610回東京定期のメイン曲、リヒャルト・シュトラウスの「アルプス交響曲」のこと。

日本フィルハーモニー交響楽団 第610回定期演奏会

曲目
マーラー : 交響曲第10番 アダージョ (全集版)
R. シュトラウス : アルプス交響曲 作品64
指揮
沼尻竜典
日時
2009年 5月 29日 (金) 午後7時 / 30日 (土) 午後2時

どちらも後期ロマン派の音楽家(だよね?)、ってことでオーケストラの編成も巨大になっているし、調性が曖昧になっていたりする。そしてどちらの曲も眠い。いや、自分はがんばって起きて聴いたけどね。実はどちらの曲もこれまでちゃんと聴いたことが無かったから、聴衆を選ぶような(ショスタコーヴィチ的な尖った)難しい曲だと思ってた。親しみやすいメロディーと柔和なハーモニーにあふれた曲だったんだね、眠いけど。たまにトーンクラスター(オクターブ12音中9音が同時に鳴らされるとか、B-mollの音が全部重なるとか)もあるけど。


[アルプス交響曲 冒頭]

アルプス交響曲のスコアを事前に眺めてみたんだけれど、冒頭の下降音形は弦がいるとはいえ、ファゴットが主役なんだね。うーむ、ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロ・コントラバスと音を3オクターブに渡って受け継ぐとは、リヒャルト・シュトラウスめ、中々やるな。

ちなみに「登り道 Der Anstieg」でのバンダのホルンはちゃんと12人揃って、ホールのオルガンの前で演奏していました。Hr.12人・Tp.2人・Tb.2人が揃って客席の上から吹く姿は圧巻でした。しかし次の「森への立ち入り Eintritt in den Wald」になるとバンダは役目を終えるんだね、なんと贅沢な楽器の使い方だ。

「雷雨と嵐、下山Gewitter und Sturm, Abstieg」の激しさは見事でした、特に2セットのティンパニが息があっていてよかったです。ちなみにウィンドマシーン(風音器)が使われているのはよく知っていたのですが、サンダーマシーン(雷音器)は・・・あれ、一瞬?

そいえば今日の演奏会、観客側の質も良かった気がします。というのも、両方の曲とも、最後の音符が終わってもしばらく余韻を楽しむことが出来たため。おかげでトップリと暮れた夜を肌で感じることが出来ました。

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