アマチュアオーケストラのサイトFreudeの演奏会カレンダーを見て、ふと「今年はクリスマス以降にも演奏会を行う大学オーケストラが多いのでは?」と思いました。気になったので、12月に演奏会を行う大学オケのうち、どれだけの団体が年末差し迫った時期に公演するかを調べてみた。
具体的には、Freudeに登録されている演奏会のうち、12月24日以降の演奏会を数えて、12月の全ての演奏会との割合を算出してみました。本当は秋に行われる大学オケの演奏会を片っ端からピックアップしないと統計的に正しくない気がするけど、面倒くさいので:-P。
年 | 2008年 | 2007年 | 2006年 | 2005年 | 2004年 | 2003年 | 2002年 | 2001年 |
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割合 [%] | 34 | 27 | 23 | 24 | 18 | 25 | 28 | 20 |
12月24以降の演奏会 | 15 | 13 | 10 | 12 | 9 | 9 | 11 | 10 |
12月の演奏会全体 | 44 | 48 | 42 | 50 | 51 | 36 | 39 | 50 |
どうやら自分の勘は当たったようで、去年までと比べて明らかに「差し迫った」時期に定期演奏会を行う大学オケが多くなっています。12月に行われる大学オケの演奏会のうち、なんと3つに1つは12月24日以降に行われます。いやはや、大学オーケストラに所属の楽団員さん、お疲れさまです。
年末に演奏会が集中してしまうのは、おそらく演奏を行う会場の予約が取れないから。東京なんかはホールも沢山あるんだけれど、競合する団体も沢山いて、抽選漏れしてしまう。大学オケの構成員は勿論大学生、平日は授業があるから演奏会は土日に行うしかない(たまに金曜夜に公演するオケもあるが)。もしくは大学の授業が休みになる年末年始になります。
もしかしたら、のだめ効果でクラシック音楽の人気が出て、大学オーケストラ全体の活動が活発になっているのかもしれない。以前は大学の小さな講堂での演奏会だったのが、人数が増えて市民会館を予約して演奏会を行うようになったとか。もしくは新たにアマチュア・オーケストラが雨後の筍のごとく発足し、アマオケ全体での演奏会回数が増えて、その需要に供給が追いついていないとか。まあ全部憶測なんですが。
自分が渉外(ホール担当)だった去年冬の定期演奏会もクリスマスの東京芸術劇場だった。そして来年冬の定期演奏会ですが、先週あたりに「抽選に行ったホールが全滅だった」と2代下の(つまり2009年度)渉外に相談されました。そこで自分で調べたところ、新宿文化センターや練馬文化センターなどのホールも12月24日頃は空いていることが判明。そのことを伝えたところ、クリスマスイブの文京シビックホールを予約できたらしい。良かった良かった。
でもせめて文京区施設予約サイトくらいは自分で確認して欲しいな。
毎回演奏会ごとにホールを予約しなければならないので、希望通りの場所や日程に必ずしもなるとは限らない、てかそうなることはもはや稀な方かも。一昨年のホールが予約が出来ていなかった頃の苦悩を思い出した、東京工業大学管弦楽団2007年度渉外のB4たかしでした。
- 2006-12-14 : マネージ年度になりました – 苦悩してた頃の記事