マイミクシィにリアル年賀状を郵送するサービス

SNS大手のmixiが日本郵政と提携して、住所も知らない相手でも年賀状を送れるサービスを始めるそうです。

ミクシィは10月28日、mixiユーザー同士で年賀状を郵送するサービス「ミクシィ年賀状」の受け付けを、11月下旬に始めると発表した。mixiユーザーなら、相手の住所や本名が分からなくても届けることができる。

送り手は、「マイミクシィ」や「コミュニティ」の仲間などから受け取り手を選び、年賀状のデザインテンプレートを選択。メッセージや写真を添えて年賀状を完成させる。自分の住所と氏名は、記入してもしなくてもOKだ。記入しない場合は「ミクシィ年賀状事務局」が差出人になる。

選べるデザインテンプレートは100種類以上。「ひぐらしのなく頃に」「機動戦士ガンダム00」「ゴルゴ13」など人気アニメのデザインや、「ニコニコ動画」などで使われているニワトリのキャラ「ニワンゴ」といったネットで人気キャラクターなどをそろえた(【お知らせ】「mixi年賀状」でITちゃんも謹賀新年)。

年賀状を送りたいけど、マイミク全員分を印刷して宛名を書くのも面倒だし・・・と思っている人には朗報?

年賀状を郵送する相手を指定すると、相手には年賀状の受け取りを同意するかどうかを尋ねるメッセージが送信され、同意する場合はそこで受け取り側が住所や氏名を入力するとのことで、相手の住所や氏名が公開されていない場合でも年賀状の発送が可能。

この時点で拒否されたらどうしよう、って考える自分は小心者でしょうか。でも同意されなかったらどうするのかと。「来すぎて困っちゃう」という有名人ならこういうクッションがあるのも分かるんだけどね。それに登録時は住所なんて入力しなかった・・・と思うし。

ネットの普及で新年の挨拶には年賀e-mailというのが当たり前になり、郵便はがきでの年賀状はだんだん疎遠に・・・なんて話も聞きますが、少し前の/.での記事にこんなコメントが:

Re:郵便局の陰謀 (スコア:5, すばらしい洞察)

Anonymous Coward : 2008年10月24日 20時35分 (#1443844)

私もそんなふうに思っていた時期がありました(AA略)

5年くらい前までずっと年賀状とは無縁でいましたが
結婚・さらには子供が出来てまた送り始めました。
するとあらためて良さがわかってきたというか、
ずっと欠かさず続けてきた嫁との年賀状の量の差にちょっと後悔というか。

なんというか、年賀状って、年一回のリアルpingなんですよ。
所在確認・管理情報のupdateも兼ねた。
年賀状のやりとりだけの関係なんて続けてても仕方ない、って私も思っていましたが、
それだけの関係でも繋がっていれば思わぬ出来事があったりします。

齢を重ねてくるとまた人とのつながりが恋しくなる、ってだけなのかもしれませんけど
そうなった時に、鎖が既に切れてしまっているとそれはそれで寂しいもんです。

知人の生存確認というだけでも、年賀状を出すのは意味があるんですかね。「久々に来た便りが黒い縁取りだった(=喪中ハガキ)」なんて古い歌がありましたが、一年に一回くらいでも所在を確認することはいいことかもしれませんね。

というわけで、今年も年賀状はちまちま刷るつもり。プリンタが壊れてるっぽいけど、なるべくオリジナルの絵柄で出したいなあ。

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