「9.11陰謀説」を、アメリカ同時多発テロ事件から7年経った今日に考える

2001年9月11日、4機のジャンボジェット旅客機がハイジャックされ、そのうち2機が世界貿易センタービル(WTC)に、1機がアメリカ国防総省本庁舎(ペンタゴン)に突入するという、未曾有のテロ事件が発生しました。

自分はこの時にNHKニュース10を見ており、WTCビルに2機目が突入する瞬間を生で目撃しました。21世紀の最初の年なのに、こんな衝撃的な形で戦争が始まるのか、と当時中学生だった自分は衝撃を受けました。

そんな同時多発テロ事件、現在ではテロ組織アルカイーダによる反抗とされていますが、実はこのテロはアメリカによって仕組まれた物ではないかという「陰謀説」があります。

以下はそれぞれGoogle Videoに投稿されているVTRです。

『911事件の謎』2007年10月15日放映 (日本テレビ 世界まる見え!テレビ特捜部より)

2007年10月15日に日本テレビの「世界まる見え!テレビ特捜部」内で紹介された、「911事件の謎」という番組です。19分ほどの内容なのでそんなに負担無く見られると思います。

この番組内では、以下のような事柄に焦点を当てて検証しています:

  • 仮説 : ツインタワーの崩壊は爆発物を使った爆破
    1. タワーの構造は旅客機の突入に耐えられたのではないか (ボーイング707が突入しても耐えられるような構造に設計されている)
    2. ジェット燃料による火災はそんなに大きかったのか (鉄が溶ける約1500℃まで温度は上がらない)
    3. 速すぎるタワーの崩落速度 (自由落下とほぼ同じ速さで崩落してる、床や柱の抵抗は?)
    4. 不可思議な崩落現場の状況 (粉々に砕けた瓦礫は、古いビルの爆破解体に似た現場)
    5. 爆発音に関する証言 (大勢の爆発音の証言)
    6. 謎の白い煙 (飛行機突入とは無関係の煙が映像に残っている)
  • →テルミットのような爆薬が仕掛けられていた可能性が
  • 疑惑
    • ワールドトレードセンターはお荷物だった? (維持費だけでも高額、アスベストの使用が)
    • タワー崩壊で巨額の金が動いた? (港湾公社から不動産王への売却、その後の保険金)
    • 謎の改装工事、そして停電 (4〜6週間前の工事、2日前の停電ではセキュリティーも解除されていた)
    • ツインタワー崩壊の8時間に崩壊した、ワールドトレードセンター第7ビル(ソロモン・ブラザーズ・ビル)
      • 第3〜6ビルに比べて遠くにあるにもかかわらず僅か6.5秒で崩落
      • 瓦礫は綺麗にまとまっていた
      • 第7ビルが崩壊する23分前に「第7ビル崩壊について」の報道が

スタジオでは、事件当時に近くに住んでいた八代英輝弁護士の証言の他は特になく番組が終了してしまいます。まあ世界まる見え自体はバラエティ番組だし仕方ないのか。

Loose Change Japanese nihongo 911

全部見ると1時間23分もある超大作。超大作なため、内容を要約することを断念orz。それだけ内容が濃い作品ってことです。

この映像では前述した世界まる見えよりさらに突っ込んでいます。ペンタゴンに突入したアメリカン航空77便については、旅客機の映像が無いことや突入した穴がジャンボ機より遥かに小さいことから、爆弾等による攻撃ではないかと疑問を呈しています。また「ハイジャッカーから飛行機を奪還し、標的を回避してピッツバーグ郊外に墜落した」とされるユナイテッド航空93便について、「乗客の携帯電話から地上にいる家族に連絡を取り合っているが、上空数百mでは携帯電話は通じない」ということからコレも嘘であると断じています。勿論、ツインタワーについての疑問も(世界まる見えと沿った内容ですが)触れています。

この映像「Loose Change 2nd Edition」については、制作者から「上映会の開催、無許可のダビング、インターネット上での配布を強く希望」されています。1年半前ですがGigazineの記事に紹介され、Wikipediaにも掲載されています。

アメリカ同時多発テロ事件が本当にアメリカ合衆国による陰謀なのかはまだ分かりません。世間にまかり通る陰謀論を鵜呑みにするのはお勧めしません、しかし合衆国政府が発進する情報をそのまま信用するのもまた危険な行為です。まずはこのビデオで「こういった意見もある」ということを知り、そして自分から調べることで真実は何なのかを判断することが重要でしょう。

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