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ストラディバリウスの秘密、CTスキャンで解明?

| 2件のコメント

ストラディバリによって作られた弦楽器「ストラディバリウス」(って表現でOK?)の音の良さを解明するために、オランダの研究チームがコンピュータ断層撮影(CTスキャン)し、近代のヴァイオリンとの違いを突き止めたそうです。

3次元撮影のX線写真により、ストラディバリのバイオリンで使われている木材は、中の密度が驚くほど均一になっていて、木が成長して季節ごとに刻まれる年輪による木目の幅の違いがほとんどないことがわかった。

オンライン論文にスキャンした画像が載っていますが、イマイチ不鮮明でわかりづらい。あとのグラフとも照らし合わせると歴然と違いがある、らしいけど。

それに、/.WVには、比較した「近代のヴァイオリン」の制作者が書かれていない。論文の原文を読めってことですか。メーカー(できれば型番とかも)くらい添えてほしかったな。

木の成長は、夏の方が冬よりも速いのが普通だ。冬にできる年輪の幅は狭くて密だが、夏は水分の吸収が良いため、年輪の幅は、冬に比べて広くなる。こうした年輪の幅の違いは、木材を楽器にしたときの音の質に影響する。

ストラディバリにとって幸運だったのは、彼が生きていた時代が小氷期だったことだ。[小氷期は、14世紀から19世紀半ばまで続いたという寒冷な期間。太陽活動の低下や活発な火山活動が原因とされる。ストラディバリは1644年生まれ、1737年没]

ただ、「何故木材の密度が均一なのか」という理由も書かれているので、どうやら音色の秘密は、彼が生きていた小氷期がもたらした均一な木材の密度のおかげ、が有力そうだ。そいえばニスの塗り方とかいろんな説があったっけ。

ところで、スラッシュドットのコメントで以下のようなものがありました:

ぷらせぼ (スコア:0, 参考になる)

Anonymous Coward : 2008年07月05日 6時13分 (#1377046)

実際、凡百の楽器とは音が違うんでしょうが、「ストラディバリだから」「高価だから」
「良い」のだという面も少なくないと思います。

演奏家の方から「あれ(有名な演奏会)に出るなら、百万円クラスのは欲しいよね」という言葉を
聞いたことがあり、そのときは、それはどうよと思ったのですが、今思えば、そういう文化というか、
お約束が存在しているのかもですね。

#オーディオマニアはその流れを組んでいるのかも

敢えて自慢すると、朝日放送の「芸能人格付けチェック」での音感チェック(ストラディバリウス3億円 vs 練習用5万円)はテレビの前で正解してます。弦楽器奏者じゃないんで軽口は叩けないですが、やっぱりストラディバリはそんじょそこらの楽器とは違うんじゃないかと。勿論奏者によっても鳴りが違うだろうし、値段には音色とか機能的な価値以外のものも含まれるというのも否定しづらいですが。でもあのチェックで芸能人が結構間違うから、クラシックに触れたことがない人から見れば「高価だから良い音だと思ってるだけなんじゃないの?」と思われてしまうのかな。

何が言いたいかって言うと、音楽を含めた芸術ってそんなに簡単に測れるものじゃないんで、プラセボ効果とは言ってほしくないな、と。

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