ル スコアールも中国の不思議な役人も初めて聞きました

昨日チケットを貰った、ル スコアール管弦楽団の第24回演奏会を聞きに錦糸町のすみだトリフォニーに行ってきました。ルスコはチラシを良く貰ってたけど、実際に演奏会で聞くのは初めて。

曲目
ドヴォルザーク 交響曲第7番 作品70
バルトーク 中国の不思議な役人 (2000年完全版)
指揮
橘 直貴
合唱
オルフ祝祭合唱団

ドヴォ7と中国の不思議な役人の2曲のプログラム。ちなみに「ドヴォ7」が前、「中国の不思議な役人」がメインに据えられていました。曲の長さ(ドヴォ7は約35分、中国?は約30分)だけで判断すると逆な気がしますが、編成などをみるとこれが正しいようです。

ドヴォ7は生で聞いたのは初めて・・・と言うと嘘で、自分が東工大オケに入った2005年の春定のメイン曲がこれでした。とはいってもロビーのスピーカーごしに聞いてたし、その時はそんなに関心がなかったからなあ。結構良い曲だったんですね。

中国の不思議な役人(A csodálatos mandarin)は、バルトークの「音楽を伴うパントマイム」(バレエではないらしい)の為に書かれた舞台音楽で、バス・クラリネット2つやチェレスタやオルガン、果ては混声四部合唱まである巨大な編成の曲です。そしてチェロには四分音(半音をさらに半分に分けた音)を伴うメロディもあります。トロンボーンにグリッサンドがあるのなんてかわいいもんです。

音楽の内容は物語に沿って展開するわけですが、そのストーリーもけっこう突飛なもので、詳細はWikipediaに任せますが、美人局(つつもたせ; 意味は・・・ググってくれ)がメインキャストという不謹慎な台本もあって、初演の場所が変更になったり、初演もたった一日で幕が閉じたりと散々だったようです。

で、今日のその演奏ですが、技巧的にもあり得ない動きを弦がやってたりと難しそうで、聞いている側としても複調や不協和音や微分音などがでてくるこの曲は難解でしたが、それらが奏でるメロディが幾重にも重なってきて素晴らしい演奏でした。

今回のパンフレットに挟まれていたチラシには様々なアマオケのものが入っていました。大学オケのシーズンは終わってるけど、大学OBオケやそれらの派生オケ、企画ものの一発オケなど多種多様、そして上手いと評判のオケも結構多いです(あ、勿論ルスコもね)。趣味の音楽をそこまでのクオリティに仕上げる団員の方々って凄いですね。

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