参院選 (13) 新風の敗因をb4log的に考察する

参院選が終わりました。応援していた新風は、ご存知の通り議席には遠く及びませんでした。しかし結局9条ネット・女性党にも劣るとは。そして共生新党より得票が多かったことにもビックリ。よくわからん。

新風の敗因についてはせと氏のブログコメント欄で議論されています。おおざっぱにまとめると次の通り:

  • 知名度の低さ (資金の少なさから広告が出せない)
  • 広告の下手さ
  • 庶民の右翼アレルギーと新風の強硬路線との乖離
  • マスコミの異常なまでの取り上げなさ

他にも理由は挙げられると思いますが、ここでは「b4log」の来訪者の解析結果という点から見ていこうと思います。


[b4log 6月29日から7月29日までの推移]

上記は最近1ヶ月のb4logの訪問者数のグラフです。「セッション数」はセッションの数で、同じ訪問者でも30分以上間隔を空けて訪問すると別のセッションとしてカウントされます。ユニークユーザーは間隔を空けても1人として数えます。まあここはユーザー数とほぼ同じとして考えましょう。

青いグラフで示した「検索 – 新風」は、「新風」という語を含む検索ワードで来訪した人数です。「政見放送 新風」や「参院選 新風」、「維新政党新風」などを含みます。新風記事を書いた二日後の7月16日ごろから増え始め、7月27日には159セッションの数が記録されています。

赤のグラフ「参照元 – newsing.jp」は、ニューシングにピックアップした記事から飛んできた数です。ピックアップした22日には31セッションあり、今までで127のセッションがありました。でも現在のニューシングのポイントが144ということは、ニューシングの記事を見た人が必ずしも元記事に来てないと言うことでしょうか?

黄色のグラフで示した「参照元 – ime.nu」が短期間に増えていますが、これはhttp://ime.nuを含むURLから来たことを—すなわち、2chのスレッドから来たことを示しています。選挙前日の7月28日には202人も来ています。ちなみに2chのスレッドでは「ttp://?」と表記してime.nuを介さず参照ページを貼る場合もあり、その場合は参照元がカウントされないので、「ノーリファラー」も緑で示しました。やはり28日に急増していることが分かります。

「その他」の灰色の外側の輪郭を辿るとその日の合計セッション数となります。7月28日は当サイト最多の712セッションとなりました。恐るべし2ちゃんねる。

さて、2ちゃんねると新風の力で一日712もの来訪があったのですが・・・いえ、たったの712と言うべきです。弱小ブログとすれば多い数ですが、日本のインターネット人口8200万人のうちのたった712です。「新風 政見放送」でGoogle検索すれば1ページ目に表示されるのに!極端に言えば、このキーワードで検索した人は日本の全人口の0.01%にも満たないと言えます。

「インターネットで話題の新風」とは言っても、この話題がいかに局地的なものかがこの事実からも分かります。政見放送をテキストで公開したら、一気に1万アクセスくらい殺到しないとネットで話題があるとは言えません(ちょっと言い過ぎ?)。それくらいの訪問がないと国政への影響力など見えてきません。

本当にネット発の話題とするならもっと多くのブログで取り上げてもらい、2chネタも多く載せるJ-CASTニュースに取り上げてもらうくらいしてもらえば、さらに2chのニューススレッドで取り上げ・・・という連鎖が起こり、マスコミのニュースでも取り上げてもらえるかもしれません。そこまで党の名前が浸透して初めて議席確保の可能性が見えてきます。

維新政党・新風はこの参院選での反省をふまえ、次の総選挙(2010年の参院選?)に再び国政に挑戦して欲しいです。引き続きb4logとB4たかしは、新風を応援します。

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