デザイン担当(3団体目)として初の毘沙門天管弦楽団演奏会

7月28日に、毘沙門天管弦楽団の第56回演奏会が行われました。3度目の奏者として、2度目の団員として、そして初めてのデザイン担当として。

毘沙門天管弦楽団 第56回演奏会

毘沙門天管弦楽団 第56回演奏会 チラシ表面
毘沙門天管弦楽団 第56回演奏会 チラシ表面
日時
2019年7月28日(日) 開場13:30 開演14:00
会場
調布市グリーンホール 大ホール
曲目
エドヴァルド・グリーグ / 『ペール・ギュント』第1組曲 作品46・第2組曲 作品55 より
モデスト・ムソルグスキー | ニコライ・リムスキー=コルサコフ 編曲 / 交響詩『禿山の一夜
アントニン・ドヴォルザーク / 交響曲第6番 ニ長調 作品60、B.112
アンコール : アントニン・ドヴォルザーク / スラブ舞曲 第2集 作品72 B.147 第2番 (第10番) ホ短調
指揮
横山俊充
入場料
1000円 全席自由

前回、前々回とチラシのデザインをした方が休団するということで、Hynemos Wind Orchestra東京ハートフェルトフィルハーモニック管弦楽団(THPO)でデザインを複数年続けている私にお鉢が回ってきたという次第です。

先述の2団体と異なるのは、毘沙門がこれまで30年続いてきた歴史ある楽団だということ。駆け出しの楽団であったヒネモスやTHPOとは訳が違うので、楽団のこれまでの歴史に敬意を払いつつ、それでいて多くの団員に共感してもらうデザインとせねばなりません。

「楽団のこれまでの歴史に敬意を」といいつつ、じゃあ今までの毘沙門のチラシのデザインはどうだったのかというと、担当者が変わるに従って結構違いがありました。楽団としての統一感とは。

毘沙門天管弦楽団 パンフレット表紙デザイン(旧)
毘沙門天管弦楽団 パンフレット表紙デザイン(旧)

それでは楽団の歴史軸として何を据えるべきか、と考えたときに思ったのが、パンフレットの表紙に用いられている題字です。どうやら第1回の演奏会から同じデザインらしく、達筆な書が武神・毘沙門天を関する楽団にふさわしいと考えました。

この題字のもとの画像ファイルからベクターデータに変換し、チラシやポスターの下部に大きく背景として、チケットにはロゴ的に配置と縮尺を変更して、パンフレット表紙にはこれまでのパンフレットの並びと合わせる形で配置しました。

ちなみに背景の画像として使ったのはプラハのパノラマ写真。写真としてのインパクトではなく、全印刷物に共通させる素材として用いました。「初めて聴く曲は、どこか懐かしかった。」の副題は私が勝手に思いつきを書いたのですが、割と評判が良かったです。

今後はこれらのデザインを、開催日時と演奏曲目だけ変えて使えるように、という考えで画像と文字列はなるべく被らない配置としています。私の作業量の負荷を減らすのが主目的ですが、今後数年間のデザインの統一性を図るという目的もあります。

これは打ち上げの席でも言ったことなのですが、演奏会での奏者による演奏がレストランで提供される料理だとすれば、チラシやパンフレットなどのデザインは料理が載せられる食器だと考えています。料理が美味しいかどうかが最も重要、けれどもその料理を提供されるのが紙皿や使い捨てのフォークや割り箸ではさすがに味気ない。高級磁器を使うまでとはいかずとも、陶器の食器に添えられるだけでも美味しく感じるというものではないか――そういう想いを込めてデザインを提供したつもりです。

ちなみに提供するメインである演奏について。3回目の毘沙門にして、個人的には一番うまくやれたところが多かったかなと思います。禿山の一夜、ペール・ギュントはそれぞれファゴットが目立つ箇所が多かったのですが、及第点はもらえるぐらいには失敗しなかったと思います。ドヴォルザークは11年前に東工大オケで演奏した経験が生きた部分もありつつ、1st奏者としての記憶にちょっと引っ張られた箇所も少なからずありました。

(それにしてもブラームス交響曲第2番の翌年にドヴォルザーク交響曲第6番、という流れも11年前と同じですね。)

今後デザインとして、そして奏者としても少なからずお世話になる楽団に少しでも助力できたようで幸いです。

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