ティル、展覧会の絵の室内楽版演奏会 – アーベント第6回ブレーザー

昨年末にマンフレッド交響曲などを演奏したアーベント・フィルハーモニカ―の演奏会が、今年3月24日にありまして、出演してきました。ただし今回はオーケストラではなく小編成の室内楽です。昨年は別の演奏会本番と日程が重なっていたため、この編成の演奏会に出席するのは初めてです。

アーベント・フィルハーモニカー 第6回ブレーザー演奏会

アーベント・フィルハーモニカー 第6回ブレーザー演奏会 チラシ
アーベント・フィルハーモニカー 第6回ブレーザー演奏会 チラシ
日時
2019年3月24日(日) 開場19:00 開演19:15
会場
新宿区立 角筈区民ホール
曲目
アントニン・ドヴォルザーク / 管楽セレナード ニ短調 作品44 B77
リヒャルト・シュトラウス | 大西剛史 編曲 / 13管楽器のためのティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら
モデスト・ムソルグスキー | 大西剛史 編曲 / 13管楽器のための組曲『展覧会の絵
指揮
小柳英之

ドヴォルザークは作曲されたそのままの編成、それに対しティルと展覧会の絵は編曲で、13管楽器(フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット2本ずつ、コントラファゴット、ホルン4本、コントラバス)というのはリヒャルト・シュトラウスの13管楽器のためのセレナードと同じものです(各楽器に持ち替えなど有り)。

ティルは元がオーケストラ曲で、なくなったパートを振り分ける形になっているので、単純に全パートが忙しい譜面になっていました。ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずらは約2年前にも演奏したことがあるのですが、今回も曲になれないまま本番を迎えたような感じになってしまいました。

展覧会の絵は元がピアノ曲。ラヴェル編曲によるオーケストラ版が有名ですが、あえて原曲からの編曲という体を取っているそうです。特徴的なのは第5プロムナード(第6曲「サムエル・ゴールデンベルクとシュムイレ」と第7曲「リモージュの市場」の間)、ラヴェル編曲版では省略されているこの曲も含まれているという点です。またそれぞれの曲もラヴェルによるスッキリした編曲ではなく、独特な仕組みを凝らしていました。第6曲はファゴット2本・ホルンとコントラファゴットがそれぞれ掛け合いのメロディで始まる、という構成だったり、アルペジオ的な動きが随所に加えられている自由な編曲ぶりでした。

それら2曲から比べると、ドヴォルザークは素朴というか楽器に無理をさせないというか、非常に楽しく演奏をすることができました。というか他の2曲、もうちょっと研究して演奏に臨みたかった…