コンセントに接続して使用電力量・温度・湿度・照度を測定するできる電力プラグ「F-PLUG」が富士通ビー・エス・シーから昨年発売されました。
価格が1万円を下回る手頃さ(Amazonでは2014年5月2日現在で4,900円で購入可能)、Bluetoothでデータを取得するため手軽にチェックできるなど便利な機器です。
インプレスの家電Watchのレビューではおおむね好評ですが、欠点として取得したデータを出力できないことが上げられています。
さて、このように電気代を多角的に調べられるF-PLUGだが、難点が1つある。それはデータをメーカーのサーバーに蓄積するのではなく、手元のパソコンに蓄積しているのに、専用ソフトの中でクローズドになっている点だ。専用ソフトからデータを書き出し、Excelなどで独自のグラフを作るようなことはできない。先に挙げた電気代と平均気温のグラフは、専用ソフトで見た情報を、わざわざデータを手で入力して作成している。
せっかく使用電力に加え、気温や湿度、明るさまで記録しているのに、このデータをほかのソフトで利用できないのは非常に残念だ。最近ではサーバーにデータを記録するタイプの製品でも、Excelに読み込めるデータをダウンロードできるようにしているので、ぜひ次回のバージョンアップでデータ出力機能を追加してほしいところだ。
公式のソフトではデータ出力機能が用意されていないのですが、別のソフトウェアを用いることで、F-PLUGで取得した各種データをExcelで閲覧・編集できるデータ形式に出力することが可能なことを突き止めましたので、ここで紹介いたします。
なお念の為にお断りしておきますが、以下に示す操作についてはメーカーの保証外ですので、もしこの操作を真似してデータが壊れたり製品自体に問題が起こったとしても、当方は一切の責任を負いません、予めご承知下さい。