東工大に鳩山由紀夫(まだ)首相がやって来た! – 博士学生異分野交流フォーラムにて基調講演

午前と午後にグループディスカッションやプレゼンテーションが予定されており、その間の、13時からは鳩山首相が講演をする予定らしい。前後のディスカッション参加者だけでなく、大学関係者であれば講演を聴講できるらしい。

・・・とは言うものの、そもそも6月まで鳩山政権が続いているかどうかも不明なこの政情です。

鳩山政権、持ちませんでした。でもちゃんと来てくれました

総理を辞任するんでリラックスしていたそうだから、講演の内容としては成功だったのかも。

理工系が実際にはこの国の基礎で、精緻(せいち)な世の中を作り上げているにもかかわらず、建物1つとっても現代の建築はなしえない状況であるにもかかわらず、政治とか行政の分野で認められなかったというのが現実の姿ではないかと思います。

それはおかしいぞと思いながら自分としては理系として身を立てていこうと思っておりました。

ここは素直に同意します。国会議員って根本の考え方は「国民一人一人の声を代表する」っていうことなんだから、文系も理系もすべて引っ括めて国会に集まるべきなんじゃないかと思うわけで。

自分自身のことを申し上げるつもりはありませんが、流れが着実に変わりつつあるという思いもありまして、理系の人たちがなかなか入ってこれなかった分野にぜひ挑戦をしてもらいたいと。そのことによって、この国をもっとソフトパワーを高める原動力になると思うからでありまして、ぜひ挑戦してもらいたい。もし壁があると思ったときは、私や、あるいは次の総理に直訴して、ここを直さなきゃいかんぞという思いをぶちまけていただくとありがたい。じっと黙っていると世の中は結局何も変わらない。

これも。理系の人間は何かと内に引きこもる傾向がある、なんて声を聞く機会が多いのだけれど、やっぱり研究だけじゃなく外に向かって発信していかなければならないはず。

まあ、そんなに理系の人々も重視しているなら、なんで事業仕分けで科学技術予算がバッサバッサ切られたのかが腑に落ちませんが。

私も(米国の)スタンフォード(大学)に行ったときもそういった形で、えー、貧しい学生でしたから。と言ってもだれも信じてくれませんが(会場笑い)、一応仕送りというものが年間1500億…(会場笑い)。1500万円だったかなあ。忘れました。それぐらい。違う。150万円?そんな程度。

ここは全然同意しないけどね!いやいや、お金貰いすぎじゃん?まあ鳩山家のお坊ちゃまから見れば雀の涙程度のお金なのでしょうか。

私のような理系の人間が今回、総理をさせてもらった。この後も菅直人という、私よりも十倍も千倍も頭の切れる、まあ、時々切れすぎるというのが…(会場笑い)。大変切れすぎて…。次の総理の方に何を言っているんだと…(会場笑い)。

なんでこのユーモアが、首相在任時に活かせなかったのだろうorz。もうちょっと話術を巧みに利用して政治運営を行っていたら、もうちょっと政権が長続きしたんじゃないかと思います、それが良いか悪いかは別として。

この講演を読み返してみると、やはり鳩山由紀夫というお人は良い人で、でもやっぱりリーダーには向かない人だったのかな、と思ったり。

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