一応以前にも記事で紹介したのだけれど、本番まで4週間を切ったので改めて。次の東工大オケの定期は12月24日のクリスマスイブ、東京ドーム隣りの文京シビックホールだ。
東京工業大学管弦楽団 第141回定期演奏会
- 日時
- 2009年12月24日(木) 開場18:00 開演18:30
- 場所
- 文京シビックホール 大ホール
- 東京メトロ丸ノ内線・南北線 後楽園駅 徒歩3分
- 都営地下鉄三田線・大江戸線 春日駅 徒歩3分
- JR中央・総武緩行線 水道橋駅 徒歩10分
- 曲目
- カール・ニールセン / 交響曲第4番『不滅』 Op.29, FS.76
- ピョートル・チャイコフスキー / ピアノ協奏曲第1番変ロ長調 Op. 23
- アレクサンドル・ボロディン / 『イーゴリ公』序曲
- ピアノ独奏
- 川村文雄
- 公式サイト
- 東京工業大学管弦楽団
メインプログラムであるニールセンの交響曲第4番『不滅』については以前の記事で詳しく語ったので、簡単に三行でまとめると、
- デンマーク出身の作曲家ニールセンが1916年に作曲した、自身で最も有名なオーケストラ曲
- 副題の「不滅(Det Uudslukkeligge)」とは、第1次大戦の戦火を耐え抜く「芸術」と「人間の本質的な何か」、らしい
- 何といっても第4部で出てくる2台のティンパニ乱れ打ちは、聴くだけでなく視覚的効果も抜群。見るべし。
というかんじ。
中プログラムのチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番は、チャイコフスキーの最も知られたピアノ協奏曲で、オーケストラの3大協奏曲にも数えられる程の名曲中の名曲だ。冒頭のホルンを聴けば、クラシックに詳しくない人でも「ああ、あの曲か!」と解るはず。オーケストレーションにしてもメロディーラインにしても、押しも押されぬ名曲だ。
当初チャイコフスキーが初演を頼もうとしていたルビンシテインに演奏不可能
と断られたというエピソードもあるぐらい、ソリストに技術力が要求されるらしい。今回の演奏会では、3年前のラフマニノフのピアノ協奏曲第2番で共演している川村文雄さんがソリストだ。
ちなみにYouTubeを検索したら、ちょうど良い解説動画があった。語り口からすると、NHKの「名曲探偵アマデウス」から抜粋したのかな?
前プログラムのボロディンの『イーゴリ公』序曲は、ボロディンが作曲したオペラの序曲。ボロディンらしいロマンチックなメロディラインと快活なイメージの曲です。途中のクラリネットの超絶技巧ソロに注目。
ちなみに同オペラの第2幕の曲中の「だったん人(韃靼人 もしくは ポロヴェツ人)の踊り」はボロディンの最も有名な曲のひとつ
で、東工大オケでも3年前の定期演奏会で演奏しています(自分は出演していないけど)。
どの曲も良い曲ばかりなので、クリスマスイブに予定がない貴方は是非文京シビックへ!