春の祭典を(CDで)聞いた・(スコアを)読んだ・(YouTubeで)見た

春定が終わってちょっと管弦楽団から離れてましたが、今日は後輩と楽器屋に行ってきました。店の楽器を借りられるということで、3ヶ月ほど1年生が使うことになったのです。古いけどそれなりによさそーな楽器。てかいい加減、学校楽器を新調してほしいな・・・。

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しばらく演奏会は控えていないので、新たに曲を開拓してみました。ずっと以前に買ってはいたのだけれど、ストラヴィンスキーのバレエ音楽「春の祭典」のCDを聴いてみました。

うーむ、噂には聞いてたけど衝撃的な曲だ。不協和音や複調・複雑なリズム — でもちゃんとクラシック音楽の枠には収まっているようで、自分の耳には不快な音楽には感じられないのがまた不思議なところです。勿論人に寄っては好かないというのも仕方ない曲だとは思います、なにせ初演時にはけが人も出る大騒動になったくらいだし。


[春の祭典 冒頭 ファゴットソロ]

まあ春祭といえば冒頭、ファゴットの最高音域のソロですね。テノール記号なのに五線の中に音符が収まっていません(※ファゴットはバス記号(ヘ音記号)がデフォルトです)。まあカッコいいので良いか・・・。曲の最後で半音下がって再登場する箇所の方が難しそうな気がしますが。

ちなみに春の祭典のスコアは、以下から入手可能です(上の譜面もそこから拝借しました)。

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そいえば春の祭典は、ディズニーのアニメ映画『ファンタジア』のビデオ版で幼少の頃に見ていました。YouTubeで検索してまた見てみましたが、1940年に作られたとは思えないほど鮮やかな映像です。また、アニメーションと音楽が丁度マッチしていて、アニメから音楽が創作されたのかと思うぐらい(もちろん映画用にアレンジされていますが)。冒頭のファゴットが最後でも出てくるのでディズニー版だとお得な気分になれます。

ところで、「春の祭典」という曲のタイトルは英語の「The Rite of Spring」を訳したのでしょうが、原題のフランス語「Le Sacre du Printemps」を直訳すると「春の奉献」となるらしい。第2部の「生贄の儀式」が英語では「The Sacrifice」、仏語では「Le sacrifice」であることを考えても、盛大で華やかな「祭典」より、神々や先祖をまつる「祭祀」の方が、より近い意味な気がするけど。

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