ちょっと話題に乗り遅れてますが、慶應義塾が共立薬科大学を合併することが決まったそうですね。
そういえば大学の合併は国立や公立大学ではよくありましたが(筑波大と図書館情報大、東京都立大と都立科学技術大学と都立保健科学大が首都大学東京になったり)、私立大学では半世紀もなかったそうですね。しかもどちらも難関校、やっぱ大学もこれから競争が激しくなっていくんですね。
ただ、慶應義塾大学が大学を合併したのはこれが初めてではありません。工学部(今の理工学部)は昭和14年に出来た藤原工業大学が母体で、昭和18年に慶應に合併したと言う経緯があります。藤原工大は設立当初から慶應に合併することを前提としていたと言う点が違いますが、大学が新学部を設立するよりは、別の大学を組み入れた方がいろいろ都合が良いということなんでしょうか。
そいえば噂によると、星薬科大学も慶應義塾大学に合併を申し込んだけれど、学長が無理矢理押し進めたのをほかの理事が反対したらしく破談したそうで。ただ共立薬科は創立者が慶大経済学部卒だったり慶應義塾元塾長が共立薬科大学の前身校の顧問だったりと、地理的条件以外にもつながりがあったから話がまとまったんだと思います。双方にとって保管しあえるのもこれから強みになりますね。
- 共立薬科大学 慶應義塾大学との合併について
- 慶應義塾 共立薬科大学と合併を前提とした協議
- 藤原工業大学から理工学部へ
- iza 主張 慶応と共立薬大 合併で国際競争力高めよ
- 読売新聞 [慶応と共立薬大]「『合併』は再編時代の幕開けか」
そしてこれに乗じて、東工大でも薬学部をつくってしまえ、なんて話がたまに学生同士で出ます。四大学連合を組んでいる東京医科歯科大学の領域を食ってしまいそうですが、現に東工大には生命理工学部もあるし、創薬を研究している研究室もある(確か)し、8割が修士課程まで進み6年間は在籍するような大学だから、6年制の学部があっても違和感ない、はず。実地授業はそれこそ東京医科歯科大学に赴けば良いわけだし。そんなわけで新しい類を考えてみた。
- 1類 – 理学部
- 2類 – 工学部・材料系
- 3類 – 工学部・化学系
- 4類 – 工学部・機械系
- 5類 – 工学部・電気系
- 6類 – 工学部・土木建築系
- 7類 – 社会理工学部
- 8類 – 生命理工学部
- 9類 – 薬学部
新7類は経営システム学科と社会工学科を入れれば良いんじゃないかと思ったり。現に大学院の経営工学専攻と社会工学専攻は社会理工学研究科に属しているし。経シスが3と4類で、社工が6類という今の制度はなんか腑に落ちないんですよ。