東京工業大学大岡山キャンパスの大岡山南1号館では、今年5月に完成した南4号館・東2号館と入れ替わりに、建物の西半分を耐震改修工事を行っています。この改修工事がほぼ完成し、覆いが外されてきたので、写真に収めてきました。
大岡山南1号館は、東京工業大学大岡山キャンパスの本館の南側に建っている、東西に長い地上6階建ての建物。化学工学科など化学系の研究室が多く入居し、壁一面に排気ダクトなどの配管が設置されていました。建ってから年月が経っていることもあり、設備の老朽化や耐震強度の不足が心配されていました。
今回の改修工事では、入居していた住人を他所に移して(多分南4か東2、もしくは南1号館の東半分側に引っ越しています)、壁を取り去って柱に鉄板を巻き付けるなど大規模な耐震補強工事を施しました。筋交いの鉄骨を入れた他、外壁にルーバーを設置し、見た目に統一感を出させたほか、エアコンの室外機を置くスペースも創出させています。
なお、今回の工事で、南1号館の南側に新たに出入り口らしき扉が設置されています。現在出入りしている、建物中央のピロティから建物へ出入りができなくなるためでしょうか。
なお、今回の改修工事は南1号館の西側のみで、建物の東側は工事されていません。大岡山南1号館は東側半分を取り壊す予定だそうです。跡地に、東1号館・東2号館に続く東3号館(仮)が建設されるのでしょうか。ちなみに東1・東2はその南に建物を続けて建設できるように準備工事がされています。