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ほかにはない情報が、ここにはある(かも)。

駒場というブランド – 日工大東工→日工大駒場

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東京工業大学附属科学技術高等学校 (国立) と良く似た名前の高校に、日本工業大学付属東京工業高等学校 (私立) というのがあります。自分が中学3年の受験期に(東工大附属高校に)高校に願書を出した時点で、「私立だよね?」とか「駒場にあるやつ?」とか何度も聞かれました。

そんな日本工業大学付属東京工業高等学校、昨年には創立100周年を迎えましたが、2008年4月より、校名を日本工業大学駒場高等学校と変更するそうです。

概要

明治時代から工業に特化しており、日本工業大学に進学した場合は中・高・大と一貫した工業教育を受けることができる。普通科を設置せず、工業のみに特化した学校は少ないことから、首都圏における私立の工業高校は本校のみであると自称していたが、2008年度より普通科を導入することが決定している。法律上普通科が存在する高校は「工業高校」と名乗れないことから、学校名が日本工業大学駒場高等学校に変更される予定である。

沿革

  • 1907年12月18日 設立認可、校名、東京工科学校。設立者・古川武一(校主)、顧問・古賀廉造。初代校長に理学博士・徳永重康就任。校舎は小石川水道端町、元中国人教育のために創設された東京実科学校で、当時時局の変動により留学生が去ったためこの校舎を用いた。
  • 1908年2月 開校、生徒数70名。季節に因み帽章は梅花を交錯する。今日の「工高」の二文字が「工科」となっていた。
  • 1911年8月 校舎神田錦町3丁目24番地に移る。
  • 1931年6月29日 組織を変更し、財団法人東京工科学校設立。実業高校令工業学校規定による小学校卒業を入学資格とする5年制(甲種)の東京工業学校を設置、昼間部に機械科、夜間部に土木科を置く(夜間部は高等小学校卒、4年制)。
  • 1935年3月 東京工科学校の校名を東京高等工科学校と改称、(学制を改めて、小学校卒を入学資格とする3年制の乙種工業学校とし、前記甲種工業学校と併設、昼間部に機械科、建築科を設置、夜間部は従来通りとする。)
  • 1935年10月9日 法人名を財団法人東工学園と改称。
  • 1939年12月 目黒区駒場に校地購入、2,444坪。
  • 1945年4月 新学制により東工学園中学校を設置。(1947年4月1日認可)
  • 1948年4月 東京工業学校を廃止、東京工業高等学校を設置(1948年3月10日認可)。
  • 1948年4月 目黒区駒場町751番地の現在地に校舎落成、神田より駒場に移転。
  • 1948年5月 東京高等工学科学校設置。(1948年5月13日認可)
  • 1951年3月14日 法人名を学校法人東工学園と改称。(1951年3月7日認可)
  • 1960年4月 東工学園中学校生徒募集再開。
  • 1967年4月 日本工業大学開学。(1967年3月25日設置認可)創立60周年を迎える。
  • 1982年4月 日本工業大学大学院工学研究科修士課程設置。(1982年3月17日認可)
  • 1990年4月 法人名を学校法人日本工業大学、高校名を日本工業大学付属東京工業高等学校、中学校名を日本工業大学付属中学校にそれぞれ名称変更。(1990年3月22日認可)
  • 2005年4月 設置学科を新設、変更。新たに理数工学科、国際工学科を設置。一類、二類制度を廃止し、電気電子科、建築科、機械科で募集し授業を開始した。(学年進行)
  • 2006年4月 創立99年間男子校であったが、理数工学科(特進コース・マスターコース)・国際工学科にて男女共学化。
今後の予定
  • 2008年4月
    • 新たに普通科(特進コース/理数特進コース/総合進学コース)(共学)を設置予定(学年進行)
    • 日本工業大学付属東京工業高等学校から日本工業大学駒場高等学校へ改名
    • 付属中学を共学化

Wikipediaの沿革によれば、東京工業高等学校が先に創立され、後に同じ学校法人が日本工業大学を開設し、その後東工高校が日工大の付属校になったという経緯です。

校名変更の理由については、Wikipediaでは普通科設置のためと書かれていますが、おそらく東京工業大学及び附属高校と名前が紛らわしいためというのもありそう。事実、ググルと結構東工大附属と混同しているし。付属中学校と名前がいまいち合わないとか、「東京工業」をはずして、「日本工業大学」という名前を前面に押し出したいという魂胆もありそう。

そして、もう一つ名称変更の理由として考えられるのは、「駒場」という地の利を学校のブランド力向上のために活かすというもの。

駒場といえば、真っ先に挙げられるのが東京大学駒場キャンパス(教養学部・総合文化研究科・数理科学研究科)。というか目黒区駒場の半分くらいは東大の敷地だったりします。そんなわけで「駒場=文教の地」というイメージが定着しています。都国私立問わず中・高校が多いのもそのせいでしょうか。

駒場周辺にある学校をざっと挙げてみましたが、住所が「駒場」の高校は実は都立国際だけだったり。やっぱ駒場って名前は魅力なんだなあ。

ちなみに日本工業大学付属東京工業高等学校の住所は「東京都目黒区駒場1丁目35-32」、どうみても駒場です。100年を超える歴史を持つ「元」工業高校は、これから先も生き残ることが出来るでしょうか。

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