朝ラッシュの電車に揺られて

京王が深夜帯に行ってきた女性専用車両を、昨日から朝と夕・夜間にも開始しました。朝も夕も女性専用車が連結されている電車に乗りましたが、事前から告知してきたことと駅でのアナウンスもあり特に混乱はありませんでした。ただ痴漢防止のために女性を隔離するだけでなく、置換と間違われてしまう冤罪防止のために男性を隔離する「男性専用車両」も検討した方がいいかも、と木村剛さんのブログで拝見。うーん、男女平等社会なのだから作るべきかもw。ただむさ苦しそうだなあ・・・。女性専用車両の隣の車両に乗ってみたのですが、専用車に乗っている女性は明るい服を着た人が多いので遠くから見ても車両内部が明るいのです、で、その隣の車両は男性が大半を占め、その男性のほとんどが黒か紺のスーツを着てるのでむさ苦しくみえてしまうんです。男性専用車両、乗る人いるのかなあ。

朝ラッシュで電車を乗り換えて、電車のドアが閉まる寸前で乗ろうとしたお客さんが誤って指をドアに挟んでけがをしてしまったのを終始目撃しました。一旦ドアはちゃんと閉まったのですが、指の怪我がかなりヒドいので、周りの人の協力で一旦ドアを開けてそのお客さんを駅で降ろしました。電車はその後駅を出て、特に混乱無く進行しました。

日本の(特に大都市の)鉄道の利用者の人は、かなり急いで目的地に着こうとして、無理して電車に乗ろうとする人が少なくないです。さっきの怪我人が出た路線も朝の時間帯なら2分に一本は電車があるから、次の電車を待てば大事にはいたらなかったのです。後から来る比較的すいてる各駅停車があるにもかかわらず、混んでいる快速電車に無理矢理乗る人も随分といます。駅係員の人の力を借りて電車に乗る(というより詰め込まれる)あいだに停車時間が長くなり、そして後続電車が遅れてしまい、お客は遅れた分を取り戻そうと少しでも早い混んでいる快速に乗ろうとして時間がかかってしまい・・・という悪循環に陥っている気がします。京王は乗換駅の明大前で列車がつまって(他の要因もあるでしょうが)朝ラッシュの時間帯は定刻で動いた事の方がまれでしょう(今日は7分遅れでした)。

お客が時間通りに発着するのを期待して、そして運行側もその期待に応えようと過剰に反応していたら・・・。そんな定刻発着への呪縛が、今回の尼崎脱線事故を引き起こしたような気もします。もちろんJR西日本の教育体制も悪かったのかもしれません、けれど、「日本の鉄道は正確だ」という国民の認識が「(安全じゃなくて)定刻第一」という会社の方針となったんじゃないかなあ・・・と思っています。ちょっと口が大きかったかな。ともかく皆さん、ちょっと出かける時は余裕を持って動きましょう。

ところでこの頃、日本航空の多くの人的ミスや閉鎖滑走路への管制官の指令ミス、静岡県警航空隊ヘリコプター墜落事故、そして今回の事故と、このところ国土交通省の航空・鉄道事故調査委員会という言葉を頻繁に聞きますね。なんだかこの頃急がしそうで・・・。

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