2週間くらいブログを放っておいたら農林水産大臣があっという間に辞めて、立て続けに安倍氏が突然首相を辞めて総裁選がスタート、しかも国民の人気が強い麻生氏よりも安定感のある福田氏でほぼ議員のなかでは決定的、という出来レースで福田総裁か、ってとこまで進んでました。
同日午後、福田、麻生両氏がそろって臨んだ共同会見。しかし、参院選惨敗を踏まえ、どんな政策を実現するのか。2人のメッセージは明確でない。
安倍首相が後継者に託した最重要課題で、民主党が反対するテロ対策特別措置法の延長問題。麻生氏が「民主党、自民党、公明党ともども、話し合いによって、世界中から理解を得られる努力の成功がありうる」と言えば、福田氏も「麻生候補の説明に大体似たようなところだ」と話し合いを強調するだけ。
安倍首相が意欲を示した政治団体への「1円以上」の領収書添付義務づけも、そろってあいまいに。麻生氏が「政治活動の自由、政治結社の自由を考えていかなければならん」と言えば、福田氏も「大体似たようなところ。政治活動の自由が保障されなければいけないという観点から、すべて公開するのが妥当かどうか、疑問に思っている」と同調した。
総裁選も「みんなから推されて出馬した」ってかんじだし、上のように麻生氏との違いを特に強調するわけでもない。こんな人が次の総理大臣になって、国際会議とかを乗り越えられるか非常に不安。